一般的に “脱腸”と呼ばれる鼠径(そけい)ヘルニアという病気は、年間40~50万人の患者さんがかかる病気といわれています。しかし、実際に手術を受けている患者さんは12万人です。つまり、多くの方が鼠径ヘルニアを発症しながら、放置して生活を送っているということです。
鼠径ヘルニアは、症状である足の付け根のふくらみを押せば元に戻ることや日常生活に支障が少ない良性の病気であることから、軽視されがちな病気です。 ただし、症状に気づきながら放置をしていると、脱出した腸がもとに戻らなくなる“嵌頓(かんとん)”に陥り、危険な状態となります。この嵌頓という状態になると、腸は脱出口で締め付けられ血流が途絶え、重篤な状態まで進行して命に危険が及びます。
鼠径ヘルニアは、“たかが脱腸”と思われがちですが、正しい知識を知ると怖い病気です。
鼠径ヘルニアを正しく理解するための内容をご紹介します。
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